フィナステリドは現状維持の薬って本当?

フィナステリドでAGAの進行をとめる効果があるんですよね?

フィナで現状維持して、毛量増やしたければミノキシジルの利用ですよね?

マグネシウム秀

良い質問ですが、よくある勘違いをしているようです。

フィナステリド=現状維持の薬。

と言われることは確かにあります。

ですがこれは、正直言って間違いです。

フィナが現状維持の薬と言われるのは、毛量が増えてからの話です。もしくは、まだハゲていない人が使った場合です。

薄毛が進行している人にとっては、フィナステリドは現状維持の薬というだけではありません。

どういうことか?

この記事で解説していきます。

Contents

生える量以上に抜けているから薄毛になる

フィナステリドはAGAの進行を抑制する効果があります。

AGAの進行が抑制されれば、抜け毛が減ります。

では「抜け毛が減る=現状維持」でしょうか?

それは全く違います。

薄毛が進行している人は「生える量以上に抜け毛が多いから」薄毛になっているわけです。

「抜けるから薄毛」なわけではありません。

フサフサの人だって1日100本抜けているわけですからね。

ポイントは「生える量以上に」という点です。

「生える量以上に抜け毛が多い」人が、フィナステリドを飲んで抜け毛を減らしたらどうなるのでしょうか?

「生える量=抜け毛」になれば、確かにフィナステリドは現状維持の薬になるでしょう。

しかし、フィナステリドによってAGAという根本原因がなくなれば「生える量>抜け毛」に大いになり得ます。

つまり、フィナステリドによって毛量が大幅にアップする可能性は十分にあり、その点で「フィナステリド=現状維持の薬」というのは大きな間違いです。

マグネシウム秀

フィナステリドを飲むだけで毛量アップする人はたくさんいますよ。決して現状維持の薬ではありません。

AGAの人は細くて弱い毛が多い

ここまで読んで、本当にそうか??と思った方は多いでしょう。

生える量>抜け毛の量になんてなるのか?と。

確かに、AGAという根本原因が解決したとして「生える量>抜け毛の量」の状態が続けば、永遠に髪が増え続けることになってしまいます。

そんなわけはありませんよね?

結局フィナを飲んでも「生える量=抜け毛の量」までしかいかず、やっぱり現状維持の薬でしょ?と考えるかもしれません。

ですが、実際にフィナステリドだけで毛量は増えるのです。

健康な人の髪が6年ほどかけて成長するのに比べ、AGAの人の髪は1年前後で抜け落ちてしまいます。

これにより、AGAの頭皮にはしっかりと太く育った髪の毛が少なく、生えている毛さえ細く弱々しいものになります。

髪の「本数」だけではなく、生えている髪の毛の「質」も悪いわけです。

フィナステリドでAGAという根本原因を解決することで、仮に以前と同じ毛量だったとしても、頭皮に残る毛はしっかり育った毛になるため、見た目の毛量は全くもって異なります。

そういった意味でも、フィナステリドだけで見た目としての毛量を増やすことは大いに可能です。

フィナが現状維持になるのは毛量が増えてから

フィナステリドだけで毛量アップは大いに可能と紹介しました。

ですが、毛量を満足いくまで増やした後はどうでしょうか?

ズバリ「フィナステリド=現状維持の薬」としての役割が発揮されます。

AGA治療は10年、20年、30年と続きますが、そのほとんどが毛量が増えた後の期間です。

毛量を増やすこと以上に、増えた毛量を維持する期間の方がずっと長いのです。

マグネシウム秀

僕の場合、半年で満足いくまで毛量が増えたので、そこから10年以上その毛量を維持する治療をしています。

治療前は「増えるかどうか」ばかりが気になるAGA治療ですが、増えた毛量を維持する期間の方が圧倒的に長いので、長期的なプランをもって開始することが大切です。

特にフィナステリドやデュタステリドは、何年も何年も飲み続ける薬だということを知っておきましょう。

一度毛量が増えても、薬をやめるとまた抜けてしまいますからね。

ミノキシジルはいつ使うの?

フィナステリドだけで毛量が増やすことは可能ですが、フィナだけで自分が満足いく毛量まで増えるかは人によりますし、治療を始める年齢にも左右されます。

毛量を満足いくまで増やす段階ではミノキシジルと併用した方が効果的なのも間違いありません。その方がおすすめです。

ミノキシジルは、新しい髪を生やす効果のある薬であり、AGAとは全く関係のない薬なのでAGA以外の薄毛にも効果があります。

「生える量>抜け毛の量」の状態を作るために、生える量の方を増やすわけですね。

ミノキで生える量を増やし、フィナで抜け毛の量を減らすことで「生える量>抜け毛の量」という状態をキープし、毛量を大きくアップすることが可能なのです。

もちろん、ミノキとフィナを両方用いてなんとか「生える量=抜け毛の量」をキープできるのであれば、この2つが結果的に現状維持の薬になるわけです。

全ては生える量と抜け毛の量のバランスなわけですね。

まとめ

  • フィナだけで毛量を増やすことは可能
  • 薄毛の人には決して現状維持の薬ではない
  • 毛量が増えてからは現状維持の薬として使う
  • フィナは10年以上飲むと思って長期プランを
  • 毛量アップ期間はミノキとの併用がおすすめ
  • 全ては生える量と抜ける量のバランスで効果が決まる

フィナステリドで毛量が増えないと思っている人は大きな間違いです。

AGAという根本原因が解決することで抜け毛の量が減り、さらに生えている毛の質も上がります。

フィナだけで十分に大きな見た目効果を得られるのです。

他方、毛量アップにはミノキシジルを併用するほうがより効率的です。

さらに、満足のいく毛量が手に入ってもフィナステリドは飲み続ける必要があります。

正しい知識・長期的なプランを持ち、ぜひAGA治療を長期間成功させてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。