デュタステリドのメリットとデメリットは?

デュタステリドのメリットとデメリット

フィナステリドからデュタステリドに変える人が増えているようですが、理由はなんですか?

デュタステリドにはそんなメリットがあるんですか?

逆に、デュタステリドにデメリットや注意点はありますか?

マグネシウム秀

グッドな質問ですね。

デュタステリドに変えて4年ほど経ちますが、ものすごい大きなメリットを感じています。

逆に、デメリットもあるので注意です。

今回は、今流行りのデュタステリドのメリットとデメリットについて紹介していきます。

Contents

デュタステリドは、飲む頻度を抑えてAGA治療ができる。

フィナステリドとデュタスリドを単純比較すると、デュタステリドの方が割高です。

例えば大阪堂でフィナステリド30日分とデュタステリド30日分を買おうとすると、デュタステリドの方が高いことに気がつきます。

デュタの方が高額なんですね。

ところが実際のAGA治療では、デュタステリドを使うことでより安く治療できることが多いのです。

なぜなら、フィナステリドは毎日飲むことで効果が期待できる一方、デュタステリドは毎日飲む必要性は低いからです。

もちろん、毎日飲む方がより効果があるのは確かですが、フィナステリドに比べデュタステリドの方が、薬を飲んでから効果が持続する期間が圧倒的に長いのです。

効果が長続きするデュタステリドは、飲む頻度を下げても効果の持続が期待でき、結果的にフィナステリドよりもコストを抑えられるのです。

薬の半減期〜フィナステリドとデュタステリドの比較〜

では、フィナステリドとデュタステリドの「効果持続期間」はどのくらい違うのでしょうか?

薬の効果が持続する期間を「薬の半減期」と言います。

正確に言うと、薬を処方してからその効果が半減してしまうまでの時間を意味します。

薬の半減期

フィナステリド・・・約5時間

デュタステリド・・・約3週間〜5週間

 

こんなにも違うんですね。

フィナステリドは飲む頻度を減らすと、それに応じて効果も減っていきますが、デュタステリドはそうでもありません。

最初は毎日飲んでいても、2日に1回、3日に1回と服用頻度を減らしていき、それでも髪を維持できる確率が高いです。

つまり、単純に比較するとデュタステリドの方が割高なのですが、飲む頻度を下げることでフィナステリドを毎日飲むよりも安くAGA治療ができ得るのです。

これこそが、デュタステリド最大のメリットです。

デュタステリドは抜け毛を減らす効果が強い。

もう1つのメリットは「効果」についてです。

簡単説明すると、抜け毛を減らす効果については「デュタステリド  ≧  フィナステリド」です。

フィナステリドもデュタステリドも「5α-リダクターゼ」という酵素の働きを阻害することで、AGAの原因物質「ジヒドロテストステロン(DHT)」が生成するのを阻止するのですが、デュタステリドの方が、より多くの範囲に効果を発揮します。

フィナステリドとデュタステリドの効果

フィナステリド・・・5α-リダクターゼⅡ型のみに作用

デュタステリド・・・5α-リダクターゼのⅠ型とⅡ型両方に作用

 

デュタステリドの効果は、フィナステリドの効果を完全に含んでいることがわかりますね。

よりAGAに関係が強いのは、5α-リダクターゼのうちⅡ型なのでフィナステリドでも十分なのですが、理論的に「フィナステリドの方が効く」ということはあり得ません。

人によっては、どちらもほぼ変わらないか、デュタステリドの方が効果が出ます。

ただし、すでに説明した「最大のメリット」と比べるとメリットとしては小さいです。

期待しすぎるとがっかりします。そんなにフィナステリドと効果は変わらないと思ってください。

デュタステリドのデメリット

フィナステリドよりデュタステリドのほうが断然良い!!

ここまで読んで、そう思った方もいると思います。

実は、そう言い切ることはできません。

半減期が長い(効果持続期間が長い)のは、メリットだけではなくデメリットもあるのです。

半減期が長いということは、イメージで言うと「体内に残る時間が長い」ということです。

例えば、万が一副作用が出た場合、薬をやめてもデュタステリドは副作用も長く続く可能性が高くなります。

また、妊活中などに一旦薬をストップする人も多いですが、デュタステリドだと体から完全に薬が消えるのに時間がかかります。

妊活中に断薬する意思のある方は、早めにフィナステリドに切り替えておく方がいいと言えます。

参考:AGA治療薬と妊娠・妊活についての結論〜子作り中は薬を止めるべきか〜

まとめ

  • デュタステリドは効果持続期間が長い
  • 飲む頻度を下げればより安く治療可能
  • 効果もフィナには負けない
  • 体内に残る時間が長いのはデメリットでもある

メリットとデメリットをよく理解した上で、治療方針を決めていただければと思います。

マグネシウム秀

個人的にはフィナステリドからデュタステリドに変えて本当に良かったと思っています。

効果の面も少し感じましたが、何よりも治療のコスパが圧倒的に上がったからです。

デュタステリドは毎日飲まなくても、2、3日に1度飲めば十分に効果を発揮してくれます。

この特徴を利用すれば、より安い料金で髪を維持することが可能です。

今フィナステリドを使ってうまくいっている方も、デュタステリドへの検討をしてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。