AGA治療薬の耐性って何?耐性は存在するの?

AGA治療薬には医学的に「耐性」はないのでしょうか?

実際に途中から薬が効かなくなる場合もあるのでしょうか?

マグネシウム秀

耐性ができる・できないは、よく話題にあがります。

今回のテーマはAGA治療の「耐性」です。

多くの専門クリニックが「AGA治療薬に耐性はできない」と紹介しています。

耐性がついて薬が効かなくなるわけではなく、それ以外の原因により薬が効かなくなるとのことです。

通説としての「AGA治療に耐性はない」というのは調べればすぐにわかるのですが、実際のところはどうなのでしょうか?

以下で詳しく紹介していきます。

Contents

耐性とは?

まずは簡単に、薬の耐性について説明しておきます。

薬の耐性を一言で言うと「以前は効いていた薬が途中から効かなくなる」ことです。

ネットで検索すると、非常にややこしく専門的な解説が多いので、ここはざっくり押さえておけば大丈夫です。

要は同じ薬を長期服用したり服用量が多いと、身体が薬に慣れてしまい、効果が薄れてしまうのです(本当にざっくりとした説明ですが)。

つまり「AGA治療薬に耐性があるか・ないか問題」は、AGA治療薬を長期服用すると途中から効かなくなり、再びハゲるのか?という論点です。

改めて、治療する人にとっては超重要論点ですね。

「通説」AGA治療薬に耐性は存在しない

各クリニックのサイトを見ると「AGA治療薬に耐性は存在しない」というのが通説です。

これは、フィナステリド・デュタステリドだけではなく、ミノキシジルにも当てはまります。

フィナステリド・デュタステリドが途中から効かなくなる人は、毛母細胞の劣化・減少により効果を感じにくくなっているといいうのが結論です。

また、ミノキシジルが途中から効かなくなる人は、ストレス・食生活・睡眠不足など、治療の効果を阻害する要因が日常生活に存在するためとされています。

要は、フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルどれをとっても、途中から効かなくなるのは薬の耐性によるものではなく、それ以外の要因により効果を感じにくくなっているということです。

実は突然薬が効かなくなった人は結構多い

AGA治療薬に耐性はない!と結論づけるのは簡単です。

ところが、LINE相談を実施していると「薬が急に効かなくなりました。」という相談が結構多いんです。

しかも多くは「魔法が解けたかのように、急激に抜け毛が増えた」というパターンです。

マグネシウム秀

個人的な感覚としては、もともと大々的に効果が出た人ほど耐性を訴える人が多いです

年齢が高齢の人ばかりなら加齢のせいだと結論づけられるのですが、全くそういうわけではありません。

年齢はバラバラで若い人もたくさんいます。

薬の効果で髪が増えたのち、再びハゲるのって最悪ですよね・・・

クリニックを転々とした人によると・・

相談者の中には、途中から治療薬が効かなくなり、クリニックを転々と変えて話を聞きに行った人もいます。

藁にもすがる思いだと思います。

当然です。なんせこれまで効いていた薬が効かなくて、再びどんどんハゲていくわけですから。

ところが医者の見解は

  1. AGAの進行を薬で抑えられなくなった
  2. 薬に耐性ができた
  3. 正直わかりません

この3パターンに分かれたそうです。

①に関しては、急激に効かなくなることを説明できていないように感じます。徐々に効かなくなるならともかく・・・

②は、医者の中にも「治療薬に耐性ができた」と考える人もいるのがわかります。

③が一番正直ですね。「治療薬に耐性がない」という前提の元では、急激に効果がでなくなることを説明できないのです。

AGA治療薬に耐性は「ある」と考えた方が絶対にいい!

重要なことは「AGA治療薬に耐性があるかないか?」ではなく「AGA治療薬には耐性が存在すると考えて治療する」ことです。

実際に薬が途中から急激に効かなくなる人がいるわけですから、自分にも起こりうるリスクと捉える方が懸命です。

理論上「ない」ものでも実際に「ある」と感じる人がいるわけですから。

特に、若い人でもフィナステリドが効かなくなるというのは、毛母細胞の劣化や減少では説明しにくいです。

では、AGA治療薬に耐性ができるのを防ぎながらAGA治療をすることは可能なのでしょうか?

なにか対策はあるのでしょうか?

AGA治療薬に耐性が出来ない対策方法

AGA治療薬に耐性が出来ないようにする方法はズバリ「必要最少量の薬で治療する」ことです。

もちろん、これで全てが解決できるのかはわかりません。

なにせ通説では「耐性は存在しない」なのですから。

ただすでに紹介したように、AGA治療薬が途中から効かなくなった人の多くは「以前はものすごく効果が出ていた」人です。

要は、もともとフィナステリドの効果で抜け毛が減り、ミノキシジルの効果で毛量が爆増した人が¥に多いのです。

こういった人は、AGA治療薬を必要以上に服用していた可能性が高いと推測できます。

実際に、途中からAGA治療薬が効かなくなった人は「今となっては必要以上の濃度を服用していたのかと、後悔しています」とおっしゃる方が多いです。

「減薬など頭になかった」

「うまくいってるから薬の最適量を模索しなかった」

と、後悔の念をすごく感じます。

一度髪が増える喜びを味わってしまった以上、その髪が再びどんどん抜けるのはものすごく辛いはずです。想像するだけでぞっとします。

そうならないように、長期的な視野でAGA治療をすることがものすごく大切であり、長期的に成功させるためには常に薬の量を調整しながら治療すべきだと感じます。

まとめ〜AGA治療薬に耐性はあるのか〜

  • ミノキも含め通説では「なし」とされている
  • それでも耐性は「ある」と考えて治療すべき
  • 対策は「必要最少量」の薬で治療すべき
  • 短期的な視野でなく長期的なプランで治療を

マグネシウム秀

僕自身、薬で髪を手に入れた以上、この髪が再び抜けていくのは絶対に嫌です。

今の楽しい毎日が崩壊してしまいますからね・・・

AGA治療の心得として、薬に頼りすぎた治療ではいずれ崩壊を招くと考えたほうが良いです。

リスク管理をしながら、長期的な視点で髪のある楽しい人生を歩みたいものです。

自分自身にも「今の薬の量は、自分の毛量を維持するための最少量か?」ということを反復して言い聞かせ、多くを求めすぎず、出来るだけ少ない服用量で60歳まで髪を維持したい次第です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。